告知の記事しかないのもどうかと思い、
手持ちの中で、持ち出すことの多い楽器の所感でも書いてみようかと思います。書きはじめてから飽きるまでの長さで。
裏付けは何も取らずに記憶と主観だけで書くので、正確な情報ではありません。
ひとつめはエアロフォン_AE-30です。またの名をエアロフォンプロ。
https://www.roland.com/jp/products/aerophone_pro/
2020年ぐらい?にリリースされた、エアロフォン_AE-10の上位機種です。
なにかプロだ、と自身で口に出すのもおこがましいので、単にエアロフォンとするか、
他機種と区別の為にAE-30と呼んでいます。
ウインドシンセサイザーと呼ばれる電子楽器の一種で、端的に言うと
吹き込み口から息を吹き入れると。それをセンサーが感知してなんだかんだ処理をしたのちに
内部スピーカー、または外部に接続した音響機器から発音がされるというやつです。
音色が相当数あって、さらに一定数追加もできます。音色データを購入したりなんだりで。
生楽器(サックスとかバイオリンとかトランペットとかピアノとか二胡とかギターとか)
の音をサンプリングした音や、シンセサイザーの電子音などが出せます。
この楽器のいいところは、
①とりあえず音を出すまでのハードルが比較的低いところ
買って、電源を入れて、息を吹き込めば音が出ます。
買った人が数人で集まれれば可能性がずいぶん広がるはず。
②音色が豊富なところ
ユーザー登録分もフルに使うと1000音色ぐらい登録できます。そんなには使いこなせませんが。
よくある宣伝文句に似通った言い方をすると、
通常であればコスト面やサイズの面でとても所持できない楽器の音色も含まれているので、
いろいろ楽しめます。シタールとかティンパニとか…。
生楽器ではなかなか再現できなさそうな構成も、気軽に実現できますね。
③持ち運びが容易なところ
重量はだいたい1kg程度で、サックスをモチーフとした細長い形状をしているので、
生楽器とか鍵盤シンセサイザーに比べると運びやすい部類と思います。
④外部に音を出さずに練習できるところ
これもまあ決まり文句ですね。キーボードの打鍵音とか、電ドラとか振動を除けば電子楽器みんなそうですが
打鍵音とブレスが漏れる音ぐらいで。
今はどうか知りませんが、わたしが買った時点では打鍵音が硬く響く感じでした。
後追いで出たAE-20準拠の比較的タッチの柔らかいパッドと交換することで、音を抑えることもできます。
もし次があれば自分で交換するから、工賃取らんでパッドだけ売ってくれと思います。
部品代と作業難易度に比べて工賃と送料と待ち時間が勝ちすぎる…。
ゲーム音楽セッションに行くときはだいたいこれをメインにして、
主旋律かベース音か打楽器音を出してます。もっといろいろできるはずで、
たぶん機能の1割も使いこなしていないと自負していますが、それでも十分楽しめます。
正直安くはないですが個人的にはけっこうおすすめです…。
最近は初号機のAE-10が終売してAE-20がスタンダードとなったそうで、
楽器そのものにAE-10から入った人間としては、ちょっと複雑な思いを持っています。